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6. ローマ字入力以外の入力方式

DDSKK は、SKK 旧来のローマ字式かな入力 (訓令式、ヘボン式) 方式のほか、各 種キー配列と入力方式に対応しています。


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6.1 AZIK

AZIK (エイズィック) は QWERTY 配列をベースとした拡張ローマ字入力です。 一般のローマ字入力がそのまま使える上での拡張であることが特徴です。

拡張ローマ字入力『AZIK』・『ACT』で快適な日本語入力を!

ユーザ変数: skk-use-azik

この値が non-nil であれば AZIK 拡張が有効となります。 ‘~/.skk’ に

 
(setq skk-use-azik t)

と書きます。

ユーザ変数: skk-azik-keyboard-type

AZIK で使うキーボードのタイプをシンボルで指定する。 'jp106'jp-pc98 又は 'us101 を指定してください。


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6.2 ACT

ACT は AZIK の考え方を Dvorak 配列に適用し、Dvorak 配列でかなを快適にタ イプできるように考案された方式です。

ACT (AZIK on Dvorak)

ユーザ変数: skk-use-act

この値が non-nil であれば ACT 拡張が有効となります。‘~/.skk’ に

 
(setq skk-use-act t)

と書きます。


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6.3 TUT-code

TUT-code は 2 ストローク系の日本語直接入力方式の一つです。

http://plone.crew.sfc.keio.ac.jp/groups/tut-code

使用するには、SKK のインストール時にいくつかのファイルをインストールする 必要があります。SKK ソースの ‘tut-code’ ディレクトリにある ‘skk-tutcdef.el’ と ‘skk-tutcode.el’ を、SKK ソースのトップディレクトリにコピーして、SKK のインストールを再度行います。

See section DDSKK のインストール.

その後、‘~/.skk’ に

 
(require 'skk-tutcdef)

と書きます。


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6.4 かな入力と親指シフト

DDSKK はローマ字式ではない、いわゆるかな入力方式をサポートします。具体的 には

に対応しています。これを使うにはまず、nicola-ddskk 拡張パッケージをイン ストールする必要があります。SKK ソースディレクトリの ‘nicola’ ディ レクトリに移動し、ドキュメントに従ってインストールしてください。

http://openlab.jp/skk/skk/main/nicola/README.ja

つづいて設定をします。

ユーザ変数: skk-use-kana-keyboard

この変数を non-nil に設定すると、かな入力サポートが SKK 起動時に有効に なります。

 
(setq skk-use-kana-keyboard t)
ユーザ変数: skk-kanagaki-keyboard-type

この変数で、かな入力サポートの種類を切換えます。

106-jis

日本語 106 キーボード (旧 JIS 配列) でのかな入力に対応します。

 
(setq skk-kanagaki-keyboard-type '106-jis)
nicola-jis

日本語 106 キーボード (旧 JIS 配列) での親指シフトエミュレーションに対応 します。

 
(setq skk-kanagaki-keyboard-type 'nicola-jis)
omelet-jis

nicola-jis と同様ですが、より入力しやすい配列が考慮されています。

 
(setq skk-kanagaki-keyboard-type 'omelet-jis)

かな入力方式使用時の■モードでは以下のコマンドなどが役に立ちます。

F1 1

かな入力方式での特殊キー定義の一覧を表示します。

F1 2

かな入力方式でのかなキー配列を表示します。

F12
M-x skk-kanagaki-toggle-rom-kana

かな入力方式とローマ字入力方式とを切り換えます。

なお、親指シフト方式については NICOLA 日本語入力コンソーシアム が参考になります。


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