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サマリモードやフォルダモードで w を押すと新規ドラフトバッファが用意 されます。このバッファでは、メールやニュース記事の(新規)編集、送信を行います。
W を押すと、(可能であれば)宛先を推測してドラフトバッファを用意しま す。
7.1 使い方(TIPS) | 基本的な使い方 | |
7.2 キーバインド | ||
7.3 カスタマイズ変数 |
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基本は Emacs 標準のメールモードです。
7.1.1 ヘッダの編集 | ||
7.1.2 メッセージの編集と送信 | ||
7.1.3 メッセージの動的な変更 | ||
7.1.4 テンプレートの挿入 | ||
7.1.5 POP-before-SMTP によるメールの送信 |
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実際に送信操作を行なうまでであれば、‘--text follows this line--’ より上のヘッダ領域は自由に編集することができます。
初期状態では ‘To:’ にカーソルがあります。送信相手のアドレスを入力し てください。アドレスを入力する際には、<TAB> で補完ができます。
メッセージの宛先を指定するために、以下のフィールドが利用できます。それぞれ 自分で書き加えて下さい。フィールド名を入力する際には、<TAB>で 補完ができます。
ニュース記事として出す場合の投稿先を指定します。
メッセージのコピー(Carbon Copy)を送付するアドレス。
以下のヘッダは、送信されるメッセージからは削除されます。
メッセージのコピー(Blind Carbon Copy)を送付するアドレス。
送信したメッセージを保存するフォルダを指定します。
送信したメッセージをカプセル化して転送します。
以下の変数により、最初に用意するヘッダを追加できます。
wl-fcc
初期設定は nil
。
Non-nil なら、設定された値をドラフトの ‘Fcc:’ として最初から挿入します。
関数が指定されている場合、関数の返り値(string) が挿入されます。
wl-bcc
初期設定は nil
。
Non-nil なら、設定された値をドラフトの ‘Bcc:’ として最初から挿入します。
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説明するまでもないですが、メッセージ本文の編集は基本的に通常の文章作成と 同様に行ないます。本文は ‘--text follows this line--’ の行より下に 記述します。(注意: ‘--text follows this line--’ の行はいじらないで 下さい。)
マルチパートの編集は SEMI の MIME 編集モードを利用しています。 編集の方法については各パッケージ付属のドキュメントを参照してください。 See (mime-ui-ja)MIME-Edit section ‘MIME-Edit’ in a MIME user interface for GNU Emacs. また、ドラフトバッファにおいて、C-c C-x ? でヘルプが参照できます。
編集中のドラフトをセーブすると、wl-draft-folder
で設定したドラフ
トフォルダに追加されます。C-c C-z (wl-draft-save-and-exit
)
により、後から編集できるようにそれをセーブした上でドラフトバッファを離脱
できます。
メッセージの編集が完了したら、C-c C-c で送信できます。
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wl-draft-config-alist
を設定すると、ヘッダやその他の情報に基づい
て、自動的に他のヘッダや本文を変更することができます。
変数 wl-draft-config-alist
について説明します。この変数の初期設定
は nil
です。
例えば以下のように設定すると、wl-draft-send-and-exit
や
wl-draft-send
を実行した時にヘッダが変更されます。
wl-interactive-send
を non-nil に設定しておくと、送信前に変更点が
確認できるので安心です。
(setq wl-draft-config-alist '(((string-match "aaa\\.example\\.com$" (system-name)) ;; 式がnon-nilなら適用する (wl-smtp-posting-server . "mailserver-B") (wl-nntp-posting-server . "newsserver-B") ;; 一時的な変数の設定 ) ("^To: .*user@aaa\\.bbb\\.example\\.com" ;; ドラフトバッファのヘッダにマッチすれば適用する ("Organization" . (format "Go %s" my-webpage))) ;; elisp 式が書ける (eval しているだけ) (top . " ○○です。\n") ;; 本文先頭へ文字列を挿入します (bottom . "\n以上です。\n") ;; 本文末尾へ文字列を挿入します )) |
wl-draft-config-alist
は次の形式になっています。
'((ヘッダの正規表現 または elisp式 ("Field" . 値(elisp式)) (variable . 値(elisp式)) (サブ関数 . 値(elisp式)) 関数 …) (ヘッダの正規表現 または elisp式 ("Field" . 値(elisp式)) …)) |
[サブ関数]には、デフォルトで以下の13個を用意しています。
'header: ヘッダの末尾に指定した文字列を挿入します。
'header-top: ヘッダの先頭に指定した文字列を挿入します。
'header-file: ヘッダの末尾に指定したファイルを挿入します。
'x-face: 指定したファイルの内容を持つ ‘X-Face:’ フィールドを
挿入します。
'top: 本文の先頭に指定した文字列を挿入します。
'top-file: 本文の先頭に指定したファイルを挿入します。
'body: 本文を指定した文字列に置き換えます。
|
また、これらを定義しているのは wl-draft-config-sub-func-alist
で
あり、定義を変更したり自分で作った関数を追加することができます。関数の書
き方はここで説明するより直接コードを見た方が分かりやすいでしょうから、省
略します。
各要素の1番目には ヘッダの正規表現 か elisp 式 を指定します。elisp 式の場合は評価した値が non-nil の場合に適用されます。
また、デフォルトでは複数の要素がマッチまたは non-nil になった場合に、その
全てが適用されます。ここで、変数 wl-draft-config-matchone
を
t
にしてあれば、最初にマッチした1つだけを適用することもできます。
要素の2番目には cons か関数の list を指定します。cons にはヘッダの Field か変数、サブ関数を指定します。Field を指定した場合はその Field を変更し、 変数を指定した場合は一時的にその変数値を変更します。
値には文字列や変数の他、elisp式をそのまま記述することもできます。もし、
Field の値が nil
ならばその Field を削除します。
つづいて、次の例を見て下さい。
(setq wl-draft-config-alist '((reply ;; (1) "X-ML-Name: \\(Wanderlust\\|emacs-mime-ja\\|apel-ja\\)" ;; 返信元バッファのヘッダにマッチすれば適用する (body . " こんにちは\n") (template . "default") ))) |
この例 (1)のように、ヘッダの正規表現の前に reply
をつけると
wl-summary-reply
などでドラフトを作成した場合、返信元のヘッダにマッ
チすれば適用されるようになります。ただし、wl-draft
を実行したとき
など返信元のバッファがない場合は無視されます。
親フォルダの名前を利用したい場合には、バッファローカル変数
wl-draft-parent-folder
を利用できます。次の例では、ドラフトを開く時に
居たサマリバッファのフォルダ名によって From を変更します。
(setq wl-draft-config-alist '(((string-match \".*@domain1$\" wl-draft-parent-folder) (\"From\" . \"user@domain1\")) ((string-match \".*@domain2$\" wl-draft-parent-folder) (\"From\" . \"user@domain2\")))) |
何も特別な設定をしなければ、wl-draft-config-alist
は、
wl-draft-send-and-exit
か wl-draft-send
が実行される直前に
一度だけ適用されます。送信を取りやめた後に再度
wl-draft-config-alist
を適用したい場合は、C-c C-e
(wl-draft-config-exec
) を実行してください。
wl-draft-send-and-exit
、wl-draft-send
の実行時に自動的に
wl-draft-config-alist
を適用したくない場合は、次のように設定して
下さい。
(remove-hook 'wl-draft-send-hook 'wl-draft-config-exec) |
ドラフトバッファの作成時に自動的に
wl-draft-config-alist
を適用したい場合は、次のように設定します。
(add-hook 'wl-mail-setup-hook 'wl-draft-config-exec) |
サマリモードから ’E’(wl-summary-reedit
)を押してメールを
編集する時にも自動的に wl-draft-config-alist
を適用したい場合は、
次のように設定します。
(add-hook 'wl-draft-reedit-hook 'wl-draft-config-exec) |
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変数 wl-template-alist
を設定し、ドラフトバッファでC-c C-j
もしくは M-x wl-template-selectと入力することで適用します。
wl-template-alist
の書式は wl-draft-config-alist
とほぼ同
じです。
See section メッセージの動的な変更.
(setq wl-template-alist
'(("default"
("From" . wl-from)
("Organization" . "組織名")
(body . " ○○です。\n"))
("report"
(template . "default") ;; (a)
("To" . "jousi@example.com")
("Subject" . "報告")
(body-file . "~/work/report.txt")
)
))
|
このようにヘッダの正規表現の代わりに ‘default’ や ‘report’ の
ように各要素の名前(テンプレート名)をつけるだけです。各要素の定義は
wl-draft-config-alist
と同じなので、(a)のように別のテンプレートを
呼ぶことも可能です。
コマンド wl-template-select
を実行すると、テンプレートを選択できま
す。変数 wl-template-visible-select
の値によって、それぞれ以下の
ように振舞います。
wl-template-visible-select
が t
(デフォルト)の場合、ドラフ
トバッファの下に適用後のバッファウィンドウが表示されるので、それを見なが
ら n と p で選択します。そしてリターンキーで決定すると実際に
ドラフトバッファに適用されます。q を押すと何も適用されません。なお、
wl-template-buffer-lines
でウィンドウの大きさを変更できます。
wl-template-visible-select
が nil
の場合、ミニバッファでテ
ンプレート名を入力することで選択します。
wl-template-select
を prefix argument つきで実行した場合には、
wl-template-visible-select
の値を逆にした動作になります。
また、wl-draft-config-alist
の例のように例えば
(template . "default") |
と書くことで ‘default’ のテンプレートを適用できます。
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POP-before-SMTP によるメールの送信ができます。 設定は、
(setq wl-draft-send-mail-function 'wl-draft-send-mail-with-pop-before-smtp) |
の1行のみですが、必要に応じて以下の変数を設定してください。
wl-pop-before-smtp-user
POP-before-SMTP で認証を行なうときの POP ユーザ名です。
設定していない場合は elmo-pop3-default-user
を使います。
wl-pop-before-smtp-server
POP-before-SMTP で認証を行なうときの POP サーバ名です。
設定していない場合は elmo-pop3-default-server
を使います。
wl-pop-before-smtp-authenticate-type
POP-before-SMTP で認証を行なうときの POP 認証方式です。
設定していない場合は elmo-pop3-default-authenticate-type
を使います。
wl-pop-before-smtp-port
POP-before-SMTP で認証を行なうときの POP ポート番号です。
設定していない場合は elmo-pop3-default-port
を使います。
wl-pop-before-smtp-stream-type
ssl
なら SSL を利用して POP コネクションを張ります。starttls
なら STARTTLS (RFC2595) を利用してコネクションを張ります。設定していな
い場合は elmo-pop3-default-stream-type
を使います。
POP-before-SMTP 用の変数 (wl-pop-before-smtp-*
)を設定していない場
合には、POP フォルダの設定 (elmo-pop3-default-*
) が用いられます。その
ため、SMTP サーバと POP サーバの実体が同じで、デフォルト設定の POP フォル
ダ(‘&’ など)が利用可能なら、設定は不要です。
なお、POP-before-SMTP については以下を参照してください。
http://spam.ayamura.org/tools/smPbS.html http://www.iecc.com/pop-before-smtp.html |
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現在表示中のメッセージバッファ(カーソル位置のパート)の内容を引用します。
リージョンが有効な場合には、リージョンを引用します
(transient-mark-mode
(GNU Emacs の場合) か zmacs-regions
(XEmacs の場合) が Non-nil の時のみ)。
また、prefix argument を付けると、yank で挿入されるテキスト
の内容(クリップボードの内容)が引用されます。
(wl-draft-yank-original
)
現在のドラフトの内容をプレビューします。
MIME のマルチパートメッセージの確認に使うと便利です。
(wl-draft-preview-message
)
現在のドラフトの内容を送信します。ドラフトバッファは消去しません。
複数の人に少しずつ内容を変えてメッセージを送りたい場合に便利です。
(wl-draft-send
)
現在のドラフトの内容を送信し、ドラフトバッファを消去します。
(wl-draft-send-and-exit
)
現在のドラフトをセーブします。
(wl-draft-save
)
現在のドラフトを破棄します。
セーブしていた場合、‘+draft’ フォルダからも削除されます。
(wl-draft-kill
)
現在のドラフトを破棄します。
(wl-draft-mimic-kill-buffer
)
現在のドラフトをセーブし、ドラフトバッファを消去します。
ドラフトの編集を中断したいときに便利です。
‘+draft’ フォルダに入って E (wl-summary-reedit
を押せば、
編集を再開できます。
(wl-draft-save-and-exit
)
指定されたリージョンをシーザ暗号でエンコード/デコードします。
(wl-caesar-region
)
現在のドラフトをハイライトしなおします。
(wl-draft-highlight-and-recenter
)
Wanderlust のオフラインモード/オンラインモードをトグルします。
(wl-toggle-plugged
)
他のドラフトバッファがあれば移動します。
また、prefix argument をつけることにより、バッファが存在していない場合は、
ドラフトフォルダからファイルを(存在すれば)読み込みます。
(wl-jump-to-draft-buffer
)
wl-draft-config-alist
を適用します。
(wl-draft-config-exec
)
テンプレートを選択します。
(wl-template-select
)
アドレスマネージャを起動します。
See section アドレスマネージャ.
(wl-addrmgr
)
ポイントとマークの間の文を省きます (wl-draft-elide-region
)。文章
は切られて (killed) 変数 wl-draft-elide-ellipsis
の値で置き換えら
れます。デフォルトの省略符号として使われる値は (‘[...]’) です。
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wl-subscribed-mailing-list
初期設定は nil
。参加しているメーリングリストのリスト。返事のドラ
フトを用意するときに ‘Mail-Followup-To:’ や ‘Cc:’ にこれらが含
まれるときは自分のアドレスを除きます。また、これらが ‘To:’ か
‘Cc:’ に含まれるときには、そのアドレスでリファイル先を覚えます。
設定例:
(setq wl-subscribed-mailing-list '("wl@lists.airs.net" "apel-ja@m17n.org" "emacs-mime-ja@m17n.org")) |
wl-insert-mail-followup-to
初期設定は nil
。Non-nil なら、‘Mail-Followup-To:’ フィールド
をドラフトバッファに自動的に挿入します。
wl-insert-mail-reply-to
初期設定は nil
。Non-nil なら、‘Mail-Reply-To:’ フィールドを
ドラフトバッファに自動的に挿入します。
wl-auto-insert-x-face
初期設定は t
。Non-nil でかつ、エンコードされた X-Face 文字列を
‘~/.xface’ (変数 wl-x-face-file
の値)の内容に用意しておくと、
ドラフトを準備するときに自動的に ‘X-Face:’ フィールドとして挿入され
ます。nil
の場合は自動的には挿入しません。
wl-insert-message-id
初期設定は t
。
Non-nil なら、送信時に ‘Message-ID:’ フィールドを自動的に挿入します。
wl-message-id-use-wl-from
初期設定は nil
。Non-nil なら、‘Message-ID:’ のドメインパートに
wl-from
を利用します。
wl-local-domain
初期設定は nil
。nil
ならば ‘Message-ID:’ のドメインパー
トには関数 system-name
の返り値を設定します。
system-name
が FQDN (‘smtp.gohome.org’ のようなホストのフル
ネーム) を返さない場合は、この変数に 必ず ホスト名を除いたドメ
イン名 (‘gohome.org’など) を設定してください。 もし、グローバルな IP
アドレスを持たない場合は、wl-message-id-domain
を設定してください。
(‘Message-ID:’ のドメインがおかしいと、ネットニュースでふくろ叩きに
あってしまう可能性があります。)
また、この値を設定している場合、system-name
にこの値を付加したホ
スト名を SMTP の HELO の引数として利用します。
wl-message-id-domain
初期設定は nil
。Non-nil なら、‘Message-ID:’ のドメインパート
に使用されます。グローバルな IP アドレスを持たない場合など、ドメインパー
トを決められない場合は、wl-message-id-domain
に一意な文字列(例え
ば、メールアドレスなど)を設定してください。
wl-unique-id-suffix
初期設定は ‘.wl’。Message-ID を生成する際に ‘@’ の直前に現れる 文字列を指定します。
wl-draft-config-alist
初期設定は nil
。
送信直前にドラフトメッセージを変更します。自動的に
wl-draft-config-alist
の内容が適用されるのは送信時に一度だけです。
もし,手動で適用する場合は,C-c C-e (wl-draft-config-exec
)
を使用してください。このコマンドは何度でも適用できます。
wl-template-alist
初期設定は nil
。
ドラフトバッファで適用するテンプレートを設定します。
wl-draft-config-matchone
初期設定は nil
。Non-nil なら wl-draft-config-alist
の適用
時に最初にマッチした要素のみを適用します。nil
ならマッチしたもの
すべてを適用します。
wl-template-visible-select
初期設定は t
。
Non-nil なら別ウィンドウに適用後の状態を表示しながらテンプレートを選択します。
wl-template-confirm
初期設定は nil
。
Non-nil ならウィンドウを表示しながらテンプレートを選択する場合、リターン
キーで選択する時に確認を行います。
wl-template-buffer-lines
初期設定は 7。
wl-template-visible-select
が non-nil の場合、
適用後の状態を表示するウィンドウの大きさを指定します。
wl-draft-buffer-style
初期設定は full
。
(返信と転送の場合以外の)ドラフトバッファのウインドウの形態を指定します。
keep
とすると現在のウィンドウを使い、
full
とするとフレーム全体のウインドウを使います。
split
とすると現在のウィンドウを分割して使います。
関数が指定された場合、ドラフトバッファを引数としてそれ呼び出します。
wl-draft-reply-buffer-style
初期設定は split
。
返信と転送の場合のドラフトバッファのウインドウの形態を指定します。
keep
とするとメッセージバッファのウィンドウを使い、
full
とするとフレーム全体のウインドウを使います。
split
とするとメッセージバッファのウィンドウを分割して使います。
関数が指定された場合、ドラフトバッファを引数としてそれ呼び出します。
wl-draft-use-frame
初期設定は nil
。
Non-nil ならドラフト用に新しいフレームを開きます。
wl-draft-reply-default-position
初期設定は body
返信の場合のドラフトでのカーソルの初期位置を指定します。
body
とするとメッセージ本文の先頭、bottom
とすると本文末尾、
top
とするとヘッダの先頭にカーソルを移動します。
wl-draft-truncate-lines
初期設定では default-truncate-lines
の値を使います。Non-nil なら
ドラフトバッファで長い行の折り返しをしません。
wl-from
初期設定は変数 user-mail-address
の値。
設定された値をドラフトの ‘From:’ フィールドとして最初から挿入します。
wl-envelope-from
初期設定は nil
。
設定した値を envelope from (MAIL FROM) に使用します。
nil
なら wl-from
のアドレス部分を使用します。
wl-user-mail-address-list
初期設定は nil
。
ユーザのアドレスリストです。
アドレスを複数持っている場合は設定してください。
wl-reply-subject-prefix
初期設定は ‘Re: ’。 返信時のドラフトの ‘Subject:’ で、元記事の ‘Subject:’ の先頭に 付け加える文字列です。返信対象のメッセージバッファで評価される関数を指定 することもできます。
wl-forward-subject-prefix
初期設定は ‘Forward: ’。 転送時のドラフトの ‘Subject:’ で、元記事の ‘Subject:’ の先頭に 付け加える文字列です。転送対象のメッセージバッファで評価される関数を指定 することもできます。
wl-draft-reply-use-address-with-full-name
初期設定は t
。
Non-nil なら返信アドレスの ‘To:’, ‘Cc:’ フィールドに相手のフル
ネームを挿入します。nil
ならアドレスだけを挿入します。
wl-draft-enable-queuing
初期設定は t
。
オフライン送信するかどうかを示すフラグです。Non-nil ならオフライン送信します。
wl-draft-use-cache
初期設定は nil
。送信するメッセージをキャッシュするかどうかを示すフ
ラグです。Non-nil ならキャッシュします。ただし wl-insert-message-id
が
nil の場合はキャッシュしません。
wl-fcc-force-as-read
初期設定は nil
。Non-nil なら ‘Fcc:’ で保存したメッセージを
既読にします。
wl-auto-flush-queue
初期設定は t
。
オンラインになったときに自動的にキューを送信するかどうかを示すフラグです。
Non-nil なら自動的に送信します (一応 y-or-n-p
で確認します)。
手動でキューを送信するには、フォルダモードで F を押してください。
wl-ignored-forwarded-headers
初期設定は ‘\\(received\\|return-path\\|x-uidl\\)’。 転送時に削除するヘッダフィールド名を正規表現で指定します。
wl-ignored-resent-headers
初期設定は ‘\\(return-receipt\\|[bdf]cc\\)’。 再送時に削除するヘッダフィールド名を正規表現で指定します。
wl-draft-always-delete-myself
Non-nil なら、自分宛てのメールに返信する場合、常に ‘To:’, ‘Cc:’ から自分のメールアドレスを削除します。
wl-draft-delete-myself-from-bcc-fcc
Non-nil で、‘To:’, ‘Cc:’ が 変数 wl-subscribed-mailing-list
に
含まれている場合、‘Bcc:’ , ‘Fcc:’ をつけません.
wl-smtp-posting-server
初期設定は nil
。
メール送信時の SMTP サーバ名です。
wl-smtp-posting-port
初期設定は nil
。
メール送信時の SMTP ポート番号です。
nil
ならデフォルトの SMTP ポート番号(25)を使います。
wl-smtp-posting-user
初期設定は nil
。
SMTP AUTH による認証を行なうときのユーザ名です。
wl-smtp-authenticate-type
初期設定は nil
。
SMTP AUTH による認証を行なうときの認証方式を文字列で指定します。
値として plain
, cram-md5
, digest-md5
, login
などが指定できます。
nil
なら認証を行いません。
wl-smtp-authenticate-realm
初期設定は nil
。
SMTP AUTH による認証を行なうときのレルム(realm)を文字列で指定します。
レルムの指定は DIGEST-MD5 等の認証方式で必要な場合があります。
nil
の場合はレルムの指定を行いません。
wl-smtp-connection-type
初期設定は nil
。
SMTP のコネクションをどのように張るかをシンボルで指定します。
nil
ならデフォルトの接続型式を利用します。
starttls
なら STARTTLS (RFC2595)を利用してコネクションを張ります。
ssl
なら SSL を利用します。
wl-nntp-posting-server
初期設定は nil
。
ニュース投稿時の NNTP サーバ名です。
nil
なら elmo-nntp-default-server
を使います。
wl-nntp-posting-user
初期設定は nil
。
ニュース投稿時に AUTHINFO による認証を行なうときのユーザ名です。
nil
なら elmo-nntp-default-user
を使います。
それでも nil
なら AUTHINFO による認証を行ないません。
wl-nntp-posting-port
初期設定は nil
。
ニュース投稿時の NNTP サーバのポート番号。
nil
なら elmo-nntp-default-server
を使います。
wl-nntp-posting-stream-type
初期設定は nil
。
nil
なら elmo-nntp-default-stream-type
を評価します。
ssl
ならニュース投稿時に SSL を利用します。
starttls
なら STARTTLS (RFC2595)を利用してコネクションを張ります。
wl-nntp-posting-function
初期設定は elmo-nntp-post
。
ニュース投稿のための関数。
wl-nntp-posting-config-alist
初期設定は nil
。
以下の例のようにして、ニュース投稿時のサーバ選択方法を設定します。
wl-nntp-posting-{server|user|port|function}
より優先されます。
(setq wl-nntp-posting-config-alist '((",?gmane\\." . "news.gmane.org") (",?comp\\." . ((server . "news-server") (user . "newsmaster") (port . 119) (function . elmo-nntp-post))) (".*" . "default-news-server"))) |
wl-pop-before-smtp-user
初期設定は nil
。
POP-before-SMTP で POP を行なうときのユーザ名です。
nil
のままなら elmo-pop3-default-user
を利用します。
wl-pop-before-smtp-server
初期設定は nil
。
POP-before-SMTP で POP を行なうときのサーバ名です。
nil
のままなら elmo-pop3-default-server
を利用します。
wl-pop-before-smtp-authenticate-type
初期設定は nil
。
POP-before-SMTP で POP を行なうときの認証方式です。
nil
のままなら elmo-pop3-default-authenticate-type
を利用します。
wl-pop-before-smtp-port
初期設定は nil
。
POP-before-SMTP で POP を行なうときのポート番号です。
nil
のままなら elmo-pop3-default-port
を利用します。
wl-pop-before-smtp-stream-type
初期設定は nil
。
POP-before-SMTP で SSL を利用するかどうかを示すフラグです。nil
の
ままなら elmo-pop3-default-stream-type
を利用します。
ssl
なら SSL を利用します。
starttls
なら STARTTLS (RFC2595)を利用してコネクションを張ります。
wl-draft-queue-save-variables
オフライン送信時にキューに格納したメッセージについて保存しておく変数を リストで指定します。
wl-draft-sendlog
初期設定は t
。
t
なら ‘~/.elmo/sendlog’ に送信ログを出力します。
ログを出力するタイミングは以下の通りです(失敗の場合も)。
ただし、‘im-wl.el’ による送信では、
‘sendlog’ には出力せずに imput
のログ機能におまかせします。
wl-draft-sendlog-max-size
初期設定は 20000 (バイト)。
wl-draft-sendlog
が t
の場合、保存したログの大きさが指定し
た大きさ以上になれば、ログをローテーションします。
wl-use-ldap
初期設定は nil
。
Non-nil なら LDAP を利用してアドレス補完します。
wl-ldap-server
初期設定は ‘localhost’。 アドレス補完に用いる LDAP サーバ名です。
wl-ldap-port
初期設定は nil
.
アドレス補完に用いる LDAP サーバのポート番号です。
wl-ldap-base
初期設定は ‘c=US’。 アドレス補完時の LDAP 検索の開始点(base)を指定します。
wl-draft-remove-group-list-contents
初期設定は t
。
Non-nil ならメール送信の際に宛先から group-list の内容を削除します
(group-list とは宛先に含まれる ‘Group: foo@gohome.org,
bar@gohome.org;’のような記述を指します)。
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この文書はYasutaka SHINDOHによって2011年5月月11日にtexi2html 1.82を用いて生成されました。