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11. アドレス帳

アドレス帳を利用することで、メールアドレスを簡単に入力したり, サマリの表示にペットネームを用いることが出来ます。


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11.1 アドレス帳の定義

アドレスファイル ‘~/.addresses’ を作成し、自分用に編集します。 ‘~/.addresses’ に書かれたデータは、ドラフト作成時のアドレス補完デー タとして利用されるほか、サマリ表示での名前表示等にも用いられます。なお、 起動した状態でサマリバッファから ‘~/.addresses’ にアドレスを追加/ 変更/削除することも可能です。

書き方はとても単純です。こんな感じです。

 
#
# #’ で始まる行はコメント。
# 空行は無視。
#
# メールアドレス  "あだ名"  "本名"
#
teranisi@gohome.org            "てらにし"      "寺西裕一"
foo@bar.gohome.org             "Foo さん"      "John Foo"
bar@foo.gohome.org             "Bar さん"      "Michael Bar"

一行が一人分の定義です。

実際には(デフォルト設定では)サマリ表示であだ名、ドラフト作成時のア ドレス情報として本名が使われます。試してみて、確認してからの方が わかりやすいと思われます。ちょっと書いて試してみてから、またアドレス帳の 定義をやり直すのが良いでしょう。

また、変数 wl-alias-file に MH の alias file が指定されていれば、 ドラフト作成時のアドレス情報として使われます。

さらに、変数 wl-use-ldap (初期設定は nil) を non-nil に設 定すると、LDAP サーバの情報をドラフト作成時のアドレス情報として利用しま す。

LDAP を利用する場合は、wl-ldap-serverwl-ldap-port, wl-ldap-base も適切に設定して下さい。また、LDAP 対応の XEmacs 以 外では、外部プログラムとして ldapsearch を利用しますので、 ldapsearch へあらかじめコマンド実行パスを設定しておく必要があ ります。


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11.2 アドレスマネージャ

C-c C-a とするとアドレスマネージャを起動されます。アドレスマネージャ ではアドレス帳の編集を行うことが出来るのに加えて、アドレスマネージャで指 定したアドレスをドラフトバッファへ挿入することができます。


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11.2.1 キーバインド

t

To:’ マークをつけます。

c

Cc:’ マークをつけます。

b

Bcc:’ マークをつけます。

u

マークを取り消します。

x

宛先マークがついている場合、それらのアドレスをドラフトバッファに 反映してアドレスマネージャを終了します。ドラフトバッファが無い場合、 それらを反映して新規にドラフトバッファを開きます。 宛先マークがついていない場合は単にアドレスマネージャを終了します。

q

アドレスマネージャを終了します。

a

アドレス帳に新しい項目を追加します。

d

アドレス帳の項目を削除します。

e

アドレス帳の項目を編集します。


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この文書はYasutaka SHINDOHによって2011年5月月11日texi2html 1.82を用いて生成されました。