Julius 4.2
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設定ファイルの読み込み. [詳細]
#include <julius/julius.h>
マクロ定義 | |
#define | ISTOKEN(A) (A == ' ' || A == '\t' || A == '\n') |
Determine token characters. | |
#define | BUFLEN 512 |
関数 | |
static char * | fgets_jconf (char *buf, int size, FILE *fp) |
jconf 用の行読み込みルーチン | |
void | get_dirname (char *path) |
ファイルのパス名からディレクトリ名を抜き出す. | |
static char * | expand_env (char *str) |
環境変数の展開 | |
static void | add_to_arglist (char *buf, char ***argv_ret, int *argc_ret, int *maxnum_ret) |
オプション文字列を分解して追加格納する. | |
boolean | config_string_parse (char *str, Jconf *jconf) |
オプション指定を含む文字列を解析して値をセットする. | |
boolean | config_file_parse (char *conffile, Jconf *jconf) |
jconf 設定ファイルを読み込んで解析し,対応するオプションを設定する. |
設定ファイルの読み込み.
オプション指定を記述した jconf 設定ファイルを読み込みます. jconf 設定ファイル内では,ダブルクォーテーションによる文字列の 指定,バックスラッシュによる文字のエスケープができます. また,各行において '#' 以降はスキップされます.
jconf 設定ファイル内では,全ての相対パスは,アプリケーションの カレントディレクトリではなく,その jconf の存在するディレクトリからの 相対パスとして解釈されます.
また,$HOME, ${HOME}, /Users/shindoh, の形で指定された部分について 環境変数を展開できます.
m_jconf.c で定義されています。
static char* fgets_jconf | ( | char * | buf, |
int | size, | ||
FILE * | fp | ||
) | [static] |
jconf 用の行読み込みルーチン
バックスラッシュによるエスケープ処理,および Mac/Win の改行コードに 対応する. 空行はスキップされ,改行コードは消される.
buf | [out] 読み込んだ1行分のテキストを格納するバッファ |
size | [in] buf の大きさ(バイト数) |
fp | [in] ファイルポインタ |
参照元 config_file_parse().
void get_dirname | ( | char * | path | ) |
ファイルのパス名からディレクトリ名を抜き出す.
最後の '/' は残される.
path | [i/o] ファイルのパス名(関数内で変更される) |
static char* expand_env | ( | char * | str | ) | [static] |
環境変数の展開
環境変数を展開する. $HOME の形の文字列を環境変数とみなし,その値で 置換する. 置換が起こった際には,与えられた文字列バッファを内部で 解放し,あらたに割り付けられたバッファを返す.
変数の指定は $HOME, ${HOME}, /Users/shindoh, の形で指定できる. $ を展開したくない場合はバックスラッシュ "\" でエスケープできる. またシングルクォート "'" で括られた範囲は展開を行わない.
str | [in] 対象文字列(展開発生時は内部で free されるので注意) |
static void add_to_arglist | ( | char * | buf, |
char *** | argv_ret, | ||
int * | argc_ret, | ||
int * | maxnum_ret | ||
) | [static] |
オプション文字列を分解して追加格納する.
buf | [in] 文字列 |
argv | [i/o] オプション列へのポインタ |
argc | [i/o] オプション列の数へのポインタ |
maxnum | [i/o] オプション列の割付最大数 |
オプション指定を含む文字列を解析して値をセットする.
相対パス名はカレントからの相対として扱われる.
str | [in] オプション指定を含む文字列 |
jconf | [out] 値をセットする jconf 設定データ |
jconf 設定ファイルを読み込んで解析し,対応するオプションを設定する.
オプション内の相対パスは、その jconf 設定ファイルからの相対となる.
conffile | [in] jconf ファイルのパス名 |
jconf | [out] 値をセットする jconf 設定データ |
参照元 j_config_load_file(), と opt_parse().