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配布

GNU Emacsはフリーソフトウェアです. 誰でも自由に利用でき, 条件付きで自由に再配布できることを意味します. GNU Emacsはパブリックドメイン(public domain)ではありません. 著作権が設定してあり, その配布には制限が課せられています. しかし, これらの制限は, 善良な協調的な市民が行うであろうことを すべて許すように意図したものです. 許されないのは, 配布先に対して任意のバージョンのGNU Emacsの再配布を禁止する行為です. 正確な条件は, GNU Emacsと一緒に配布されていて 以下の節にも掲載したGNU一般公有使用許諾書 (1)にあります.

Gnu Emacsを入手する1つの方法は, 持っている人から貰うことです. 我々から許可を得る必要はないですし, 誰かに連絡する必要もありません. 単にコピーすればよいのです. Internetを利用できる場合には, 匿名(anonymous)FTPでGNU Emacsの最新配布版を入手できます. 詳しくは, Emacsの配布の中のファイル‘etc/FTP’を見てください.

コンピュータを買うとGNU Emacsが付いてくるかもしれません. コンピュータ製造業者も, 他の人に適用されているのと同じ条項で, 自由にコピーを配布できます. これらの条項によれば, 製造業者は業者独自の変更も含めて完全なソースを提供するように求められており, しかも, GNU一般公有使用許諾書の条項に基づくそのGNU Emacsの再配布を 購入者に許可するように求められています. いいかえれば, 製造業者がプログラムを自由にできるだけでなく, 購入者も買ったプログラムを自由にできる必要があるのです.

Free Software FoundationにGNU EmacsのCD-ROMを注文してもかまいません. これは便利で確実な入手方法ですし, 我々の仕事の資金援助にもなります. (Foundationの資金のほとんどは, この方法に頼っている. ) Emacsの配布の中のファイル‘etc/ORDERS’や, Webサイトhttp://www.gnu.org/order/order.htmlに注文票があります. さらなる情報を得るには, 下記へお願いします.

 
Free Software Foundation
59 Temple Place, Suite 330
Boston, MA  02111-1307 USA
USA

配布代金から得た収入は, 我々の目的, すなわち, 新たなフリーソフトウェアの開発とGNU Emacsを含めた 既存プログラムの改良のために使われます.

GNU Emacsが有用だとわかったならば, 我々の仕事を支援するために Free Software Foundationにぜひ寄付を送ってください. 合衆国では, Free Software Foundationへの寄付は税控除の対象になります. GNU Emacsを職場で利用しているならば, 寄付するように会社に提案してください. 会社の方針が慈善活動への寄付に冷淡であるならば, そのかわりとして, Free Software Foundationに適宜CD-ROMを注文したり, 定期購読するように提案してください.


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This document was generated by 新堂 安孝 on September 22, 2009 using texi2html 1.82.