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正規表現の基本と拡張の差は,いくつかの文字の動作だけです.それは ‘?’,‘+’,丸カッコ,そして弓カッコ(‘{}’)です.基本正規 表現では,それらを特殊文字として動作させたい場合,これらをエスケープす る必要がありますが,拡張正規表現を使用しているとき,文字そのもの にマッチさせたい場合エスケープする必要があります.
例えば以下のようになります.
abc?
拡張正規表現を使用しているとき‘abc\?’になります.それは文字列 ‘abc?’そのものにマッチします.
c\+
拡張正規表現を使用しているとき‘c+’になります.それは一つ以上の ‘c’にマッチします.
a\{3,\}
拡張正規表現を使用しているとき‘a{3,}’になります.それは三つ以上 の‘a’にマッチします.
\(abc\)\{2,3\}
拡張正規表現を使用しているとき‘(abc){2,3}’になります.それは ‘abcabc’または‘abcabcabc’のいずれかにマッチします.
\(abc*\)\1
拡張正規表現を使用しているとき‘(abc*)\1’になります.後方参照は拡張 正規表現を使用しているときもエスケープする必要があります.
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この文書は新堂 安孝によって2009年9月22日にtexi2html 1.82を用いて生成されました。