Net::HTTPRequest

net/http.rb

HTTP リクエストを抽象化するクラスです。Net::HTTPRequest は抽象クラス なので実際にはサブクラスの

を使用してください。

require 'net/http'
http = Net::HTTP.new('www.example.com', 80)
req = Net::HTTP::Get.new('/somefile')
res = http.request(req)
print res.body

クラスメソッド

HTTPRequest.new(path)

HTTP リクエストオブジェクトを生成します。リクエストする path を文字列で与える。

メソッド

self[ key ]

key ヘッダフィールドの文字列。 key は大文字小文字を区別しません。

self[ key ] = val

key ヘッダフィールドに val をセットします。 key は大文字小文字を区別しません。

add_header(key, val) ((<ruby 1.9 feature>))

key ヘッダフィールドに val をセットします。

basic_auth( account, password )

Authrization: ヘッダを basic auth 用にセットします。

body ((<ruby 1.9 feature>))
body=(str) ((<ruby 1.9 feature>))

サーバに送るリクエストのエンティティボディを文字列で設定します。

body_stream ((<ruby 1.9 feature>))
body_stream= ((<ruby 1.9 feature>))

サーバに送るリクエストのエンティティボディを IO オブジェクトなどの ストリームで設定します。read(size) メソッドが定義されている必要があります。

content_length

Content-Length: ヘッダの値 (整数)。

content_range

Content-Range: ヘッダの値 (Range)。

delete(key)

key ヘッダフィールドを削除します。

each {|name, val| .... }

ヘッダ名とその値に対するくりかえし。ヘッダ名は小文字で統一されます。

method

リクエストの HTTP メソッドを文字列で返します。

path

リクエストする path を文字列で返します。

proxy_basic_auth(account, password)

Proxy-Authrization: ヘッダを Proxy 認証のためにセットします。

range

Range: ヘッダの示す範囲を Range オブジェクトで返します。

range = r
set_range( i, len )

範囲を指定してエンティティを取得するためのヘッダ Range: をセットします。 r は Range オブジェクト、i, len は始点と長さです。

request_body_permitted?

リクエストにエンティティボディを一緒に送ることが許されている HTTP メソッド (POST など)の場合真を返します。

response_body_permitted?

サーバからのレスポンスにエンティティボディを含むことが許されている HTTP メソッド (GET, POST など)の場合真を返します。



rubyist ML