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9.8 gauche.interactive - インタラクティブセッション

Module: gauche.interactive

インタラクティブセッションで便利なユーティリティ手続きを提供します。

goshをインタラクティブモードで起動した場合、 このモジュールは自動的にロードされます。

また、このモジュールはgauche.reload (gauche.reload - モジュールの再ロード参照)で定義される 手続きに対してautoloadを設定し、それらの手続きが インタラクティブな開発時にデフォルトで使えるようにします。

Macro: apropos pattern &optional module

名前がpatternにマッチするような定義された変数のリストを表示します。 moduleにモジュールオブジェクトまたはモジュール名を与えた場合は、 そのモジュール内で定義されている変数のみが表示されます。moduleが 省略された場合は、カレントモジュールから「見える」変数が全て表示されます。

patternはシンボルか正規表現オブジェクトでなければなりません。 シンボルの場合、そのシンボル名を部分文字列として名前に含むような変数が リストされます。正規表現オブジェクトの場合は、その正規表現にマッチする 名前を持つ変数がリストされます。

いくつか例を示します。

 
;; "string"を名前に含む変数を表示
(apropos 'string)

;; srfi-14モジュールの中のみを検索
(apropos 'char 'srfi-14)
Generic Function: describe obj
Generic Function: d obj

Schemeオブジェクトobjの詳細情報を表示します。 既定メソッドはobjのクラスを表示し、さらにobjがスロットを 持っていればその名前と内容をリストします。 このメソッドをスペシャライズすることによりクラス毎に表示をカスタマイズできます。

Function: info symbol

Gaucheのinfoドキュメント中から、 symbolで指定される手続きか構文要素の定義を含んでいるページを表示します。 infoドキュメントは、もし環境変数INFOPATHが定義されていればそこに 示されるディレクトリ中から探され、そうでなければgoshのライブラリディレクトリ から推測されるディレクトリ中から探されます。infoドキュメントが見付からなかったり、 見付かってもsymbolがIndexページ中に無かった場合はエラーとなります。 つまり、この手続きはinfoファイルがインストールされていないと動作しません。

現在の出力ポートが端末である場合、infoドキュメントの該当ページは ページングプログラムを用いて表示されます。環境変数PAGERが指定されていれば それを用い、そうでなければコマンドサーチパスからless及びmoreを この順で探します。いずれも見付からなかった場合や、出力ポートが端末では ない場合には、単にページがそのまま出力されます。

この手続きのセッション中での最初の呼び出しは、infoファイルをパーズするために 多少時間がかかります。


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