最新 追記

Hena Hena Nikki

2003|05|06|07|08|09|10|11|12|
2004|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2005|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2006|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2007|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2008|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2009|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2010|01|02|03|04|05|06|07|08|09|10|11|12|
2011|01|02|03|04|05|06|07|08|10|11|12|
2012|01|02|03|04|05|06|07|08|10|12|
2013|01|02|04|06|

2008.08.03 / Sunday [長年日記]

* [computer/update] WinSCP ver.4.1.6

Windows 向け scp, sftp, ftp クライアント。

* [computer/update] Becky! Internet Mail ver.2.48.00

Windows では定番の message user agent。 約 1 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] Sleipnir ver.2.8.0

Windows 上で動く高機能なタブ型 web browser。

* [computer/update] LimeChat ver.2.29

Windows 上で動く高機能 IRC client。 約 1 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] iTunes ver.7.7.1

Apple 社が公開しているジュークボックス・ツール。 約 3 週間ぶりの version up。

* [computer/update] DVDFab HD Decrypter ver.5.0.7.6

Windows 上で動く高機能な DVD 系メディアのリッピング・ツール。

* [computer/update] Real Alternative ver.1.82

RealMedia 形式のメディア・ファイルを再生するライブラリなどの詰合せ for Windows。

* [myself] 本州脱出

金曜日〜土曜日、打ち合わせのため、九州は福岡、博多まで行ってきた。 九州はかなり久々だったけど、ホテルと打ち合わせ施設、博多駅の間を移動しただけ。 勿体無いことした。

博多って意外に栄えてない。 天神とかの方に行けばまた違うのかもしれないけど、とにかく少し期待外れだった。

* [myself] 豊橋科学技術大学オープンキャンパス

sin-x さん御夫婦と一緒に見てきた。 錯覚の出し物などが面白かった。 「もしかしたら T さんに会えるかもな〜」と期待していたけど、それは叶わず。 無念。 瀬名秀明さんの講演はボチボチ。 焦点が明確でない感じがちょっと気になったけど、講演慣れしてるからか破綻しなかった。

オープンキャンパスの帰りに豊鉄柳生橋駅近くの寿月というお店に寄って食べた櫃まぶしがとても美味しかった。 鰻重は別として、蒸さない鰻の方が基本的には好きだな。

今回も sin-x さん御夫婦に感謝。

* [hobby] ATH-CKM50 (audio-technica)

小関さんの日記から。 古くなった現用の MDR-EX71 (SONY) から買い替えようかな。


2008.08.04 / Monday [長年日記]

* [computer/update] Audacity ver.1.3.5d

マルチプラットホームなフリーのオーディオ編集ソフト。 開発版としては約 1 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] UmePlus ver.20080804

梅フォントと M+ font をマージしたフォント。


2008.08.06 / Wednesday [長年日記]

* [computer/update] SQLite ver.3.6.1

軽快・軽量な SQL データベース・エンジン。 約 3 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] Transmission ver.1.30

複数のプラットフォーム上で動く BitTorrent クライアント。 約 2 ヶ月ぶりの version up。


2008.08.08 / Friday [長年日記]

* [computer/update] Ruby ver.1.8.7-p71

object-oriented programming を意識して作られた interpreted scripting language。 メンテナンス・リリース。

同時に 1.8.6-p286 もリリースされた。

* [computer/update] Camino ver.1.6.3

Cocoa な Gecko 系 web browser。

* [computer/update] Transmission ver.1.31

複数のプラットフォーム上で動く BitTorrent クライアント。

* [cd/dvd] タイトル未定 / 電気グルーヴ

10/15 発売予定の新作。 今年 2 作目。

* [computer] GNU which 2.20 を Mac OS X 10.5 にインストールする

CFLAGS はお好みで。

$ wget -c http://ftp.gnu.org/gnu/which/which-2.20.tar.gz
$ zcat which-2.20.tar.gz | tar xvf -
$ cd which-2.20/
$ ./configure
$ make
$ sudo make install

* [myself] 経済週刊誌、何を読む?

某ビジネス・パーソン (?) 向け雑誌の購読契約が切れるので、次に何を読むかちょっと悩んでいる。 日経ビジネス週刊ダイヤモンドのどちらかが無難だけど…。 少し調べてみるか。


2008.08.10 / Sunday [長年日記]

* [computer/update] Cyberduck ver.3.0.2 Build 4160

Mac OS X 上で動く FTP, SFTP クライアント。 約 3 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] Transmission ver.1.32

複数のプラットフォーム上で動く BitTorrent クライアント。

* [computer/update] AviUtl ver.0.99e2

AVI ファイル編集ツール。

* [computer/update] VirtualDub ver.1.8.4

高機能な動画編集ツール for Windows。


2008.08.11 / Monday [長年日記]

* [computer/update] Vim 7.2

熟練により作業効率が高く向上する定番のテキスト・エディタ。 約 15 ヶ月ぶりの version up。


2008.08.14 / Thursday [長年日記]

* [computer/update] Ruby ver.1.8.7-p72

object-oriented programming を意識して作られた interpreted scripting language。 メンテナンス・リリース。

同時に 1.8.6-p287 もリリースされた。

* [computer/update] Boost C++ Libraries ver.1.36.0

非常に有用で高機能な C++ ライブラリ群。 約 4 ヶ月半ぶりの version up。

* [miscellaneous] Human Interface 2008

今年は大阪大学の吹田キャンパスで開催される。 もちろん聴講する予定。


2008.08.17 / Sunday [長年日記]

* [computer/update] Postfix ver.2.5.4

Mail Transport Agent。

* [computer/update] DVDFab HD Decrypter ver.5.0.8.5

Windows 上で動く高機能な DVD 系メディアのリッピング・ツール。

* [computer] Vim 7.2 を Mac OS X 10.4 にインストールする

事前に iconv, gettext, ncurses を入れておくと良い。

$ wget -c ftp://ftp.vim.org/pub/vim/unix/vim-7.2.tar.bz2
$ wget -c ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-extra.tar.gz
$ wget -c ftp://ftp.vim.org/pub/vim/extra/vim-7.2-lang.tar.gz
$ bzcat vim-7.2.tar.bz2 | tar xvf -
$ zcat vim-7.2-extra.tar.gz | tar xvf -
$ zcat vim-7.2-lang.tar.gz | tar xvf -
$ ./configure --enable-multibyte --enable-gui=no --with-features=big
$ make && make test
$ sudo make install

CFLAGS はお好みで。

まだ patch は出てない模様。

* [computer] GNU nano 2.1.4 を Mac OS X 10.4 にインストールする

事前に iconv, gettext, ncurses を入れておくと吉。

$ wget -c http://ftp.gnu.org/gnu/nano/nano-2.1.4.tar.gz
$ zcat nano-2.1.4.tar.gz | tar xvf -
$ cd nano-2.1.4/
$ ./configure --enable-extra --enable-color --enable-multibuffer --enable-nanorc --enable-utf8
$ make
$ sudo make install

CFLAGS はお好みで。

* [miscellaneous] 単語 N-gram 言語モデルの作成は簡単か?

音声認識用単語 N-gram 言語モデルの作成は、ちゃんと整形されている大量のコーパスがあれば比較的簡単。 もちろん、認識させたいテーマ (純粋な主題だけでなく、細かな表現なども含む) に合ったコーパスであることが必要。 問題はこれらの条件を満たさない時だろう。 やってみれば分かると思うが、想像以上に面倒なことになると思う。

例えば、くだけた話し言葉を認識させたい時は web 上の文書を利用することが多いと思うが、 目的に合った文書を中心に大量に収集するのは意外に難しい (特に時間がなければ) し、 また、web 上の文書を形態素解析してモデリングすると予想以上に多種多様なゴミが混じりモデルに悪影響を及ぼす。 前者はテーマの近い既存コーパスを混ぜることである程度解決するが、テーマのズレはモデルにしっかりと残る (1)。 後者は形態素解析辞書の強化や文書整形処理の充実などでカバーできるが、けっこうな労力がかかる (2)。

結論としては、モデルの設計段階で考えるコーパスの収集方法が肝要だと思う。 (1) はコーパスの質と量で解決できる問題。 (2) は、どんなテーマでも多少は発生する、特に新規のテーマで回避することは不可能な問題 (コーパスの質である程度抑えることは可能だが…)。 こう考えれば当然だと思う。


2008.08.18 / Monday [長年日記]

* [computer/update] VirtualDub ver.1.8.5

高機能な動画編集ツール for Windows。

* [computer] iChm

メモ。

iChm is a chm file reader for Mac OS X.

Features

  • Fully built with Cocoa. No ugly window and slow rendering.
  • Tab browsing
  • Search. Result sorted by relevance.
  • Text encoding switching
  • Find in the page
  • Back/Forward
  • Text zoom
  • Locate current document in table of content


2008.08.20 / Wednesday [長年日記]

* [computer/update] Quack ver.0.33

高い機能を持つ Scheme サポート tool for Emacsen。

* [computer/update] GPL Ghostscript 8.63

PostScript 関連の tool 群。

* [myself] Human Interface 2008 参加準備

大阪大学で開催されるヒューマンインターフェイス・シンポジウムに参加するため、江坂駅近くのホテルを予約した。 いつも利用している楽天トラベルを使ったんだけど、あまり良い部屋をとれなかった。 残念。

「あまり良い〜」と言えば、大阪大学は、正直、あまり良い印象がない。 凄く優秀な出身者を知っている一方で、信じられないくらいダメな出身者も知っている。 人数でいったら後者の方が圧倒的に多い…。 まあ、今の所属ではほとんど見かけることはないので、どうでも良いのだけれど。


2008.08.23 / Saturday [長年日記]

* [computer/update] Wine ver.1.1.3

UNIX 系 OS 上で動く Windows API の実装。 開発版としては約 3 週間ぶりの version up。

* [computer/update] NTFS-3G ver.1.2812

NTFS 領域を読み書きするための UNIX 系 OS 用ドライバー。

* [computer/update] Gimp ver.2.5.3

非常に高機能な画像処理ツール。 2.5 系としては約 1 ヶ月ぶりの version up。

* [computer/update] Gimp ver.2.4.7

非常に高機能な画像処理ツール。 2.4 系としては約 3 ヶ月半ぶりの version up。

* [computer/update] Transmission ver.1.33

複数のプラットフォーム上で動く BitTorrent クライアント。

* [cd/dvd] タイトル未定 / ART-SCHOOL

10/15 発売予定のミニ・アルバム。 同時にベスト盤も出るらしい。

* [computer] GNU Ed 1.0 を Mac OS X 10.4 にインストールする

$ wget -c http://ftp.gnu.org/gnu/ed/ed-1.0.tar.bz2
$ bzcat ed-1.0.tar.bz2 | tar xvf -
$ cd ed-1.0/
$ ./configure
$ make && make check
$ sudo make install

必要であれば ./configure 時に CFLAGS を設定すること。

* [computer] MPlayer OSX Extended

メモ。

This is an unofficial extended version of the MPlayer OSX GUI.

While MPlayer is the superior media player for OSX and has a very nice GUI, it was lacking in access to the many powerful functions the backend provides and development hasn't been very fast. Since I had some time on my hands I decided to learn Cocoa and improve the MPlayer OSX GUI.


2008.08.24 / Sunday [長年日記]

* [computer/update] SoX ver.14.1.0

各種フォーマットに対応したサウンド変換・再生・保存コマンド。

* [computer/update] FFFTP ver.1.96c

Windows 定番の FTP client。 約 10 ヶ月ぶりの version up。

* [myself] 昨年の転職について

昨年、京都の機械メーカーから東京の通信事業者に転職した際の流れをまとめます。 異なる業界への転職を考えている人の参考になれば幸いです。

まず初めに、僕の大学以降の状況です。 まあ、とりあえず…、社会人になってからの年数を考えると、 変な経験をたくさんしている方かもしれませんね。

  1. 大学・大学院 (学部・修士課程・博士課程)

    代数学を専攻。 修士課程に入るまでは計算機に触れたことすらなく、 プログラミングは博士課程 3 年までほぼ完全に未経験。 ちなみに初めていじったのは elisp なのだけれど、 GNU Emacs 自体は修士課程 2 年の末くらいには触れていた。 当時の主 Emacsen は Meadow。つまり Windows をメインに使っていたわけです。

    いちおう査読のある論文誌に単著の論文を掲載したけど、 課程博士の取得はかなわず、単位取得後退学となった。 博士課程の途中で、担当教官とは違う分野で研究を進めることにしたので、 この結果については仕方のないことかなと思っている。 いや、もちろん当時はかなり悔しかったのですが。

    勘違いされると嫌なのでいちおう書いておくと、僕は旧帝大の出身ではありません。 しかも学部時代には身体を壊して留年も経験しています。 浪人はせずに済みましたが、学歴でいったら評価し辛いものがあると思います。

  2. ICT 系メーカー (社員数 200 人強, 2 年弱在籍)

    本社が大阪府にあるマルチメディア系 H/W, S/W のメーカーに就職し、 Windows GUI 方面のソフトウェア開発者となった。 ここにいる間に C, C++, Ruby を経験し (C++ はほぼ独学で、Ruby は完全に独学)、 同時にユーザーインターフェイスの基礎を学んだ。

    在籍 2 年目の中頃には、開発者でない人達を見て複数の意味で将来が不安に思えたこと、 論文博士を取得して他の道を選択し易くなったことから、転職を考え出していた (早い段階で転職を選択したのは間違いではなかったと思ってるけど、 後述するように、転職先の選択は完全に失敗だった)。

  3. 機械メーカー (社員数 2000 人強, 3 年弱在籍)

    転職斡旋業者の紹介で本社が京都府にある機械メーカーに転職し、 研究開発を担当することになった。 ここにいる間に、非ヴァーチャルのユーザーインターフェイスの組み立て、 それを支える要素技術の開発を経験した。 また、外部 (主に大学) に出る機会を多く経験した。

    Mac OS X を本格的にいじり出して Meadow を使わなくなったのも、 この会社に入ってから。 まあ、「ノートで UNIX 系 OS を使う必要があって、 比較的安価に新しく用意できるのが Mac OS X」 という弱い理由からそうなったのだけれど (Mac 向けの周辺機器や S/W を作っていた前の所属企業ではあまり使ってなかった)。

    上記の経験を積ませてもらったことには感謝しているが、 残念ながら、この企業とは相性が悪すぎた。 在籍 1 年目の末には転職を考えていたが、 所属長への恩などがあり、実際にはなかなか動き出せなかった。 この点に関しては最悪の選択をしていたと思う。 情に流されてボロボロになってしまった。

  4. 通信事業者 (社員数 15000 人強, 在籍中)

    後述する流れで、本社が東京都にある通信事業者に転職し、研究開発を担当している。 ユーザーインターフェイスの要素技術の開発が主テーマ。 今までの所属で得た経験や知識は、確かに活かせているが、 直接的に活かせているかどうかは微妙なところ。

    上司の方々のレベルがとても高く、また、待遇なども良いので、 現時点では「転職して良かった」と思ってる。 もちろん不満が全くないわけではないけれど、今までの所属を考えたら気にならない程度。

さて、昨秋の転職「機械メーカー→通信事業者」ですが、 ある転職情報サイトに登録していたことがきっかけです。 昨春、今の所属が転職仲介業者 (転職情報サイトの運営者) に 採用候補者を依頼して探していたらしく、個人的に声がかかりました。 「まあ、どうせ受かるわけないけど、面白そうだから話くらいは…」と思い、 面談 (面接試験ではない) に参加しました。 ここで今の上司達に会いました。

面談前は「この業界では間違いなく大手だし、きっと固い人達なんだろうな」などと 思っていたわけですが、 予想を大きく外して面白い方々 (でも、頭の回転の良さは予想通りだった) で、 「この人達と一緒に仕事できたら、楽しく成長できるだろうな…」と思いました。 でも同時に「受けにくる人たくさんいそうだし、まあ、受けるだけ無駄かな」とも思ってました。 なので、面談のときも「申し訳ありませんが、たぶん面接には来ません」と伝えました。 当時の所属では本当にボロボロになっていたこともあって、前向きになれなかったのですよね。

でも、面談後、京都に戻って少し経ってから、 「現状・今後を考えたら、試しに受けてみるのも悪くない」と考えるようになり、 けっきょく採用試験を受けることにしました。

今思えば、ここからが本当に大変でした。 まず最初の関門、SPI2 と一次面接。 SPI2 はほとんど対策をせずにしかも寝不足で受検し、 面接の方もどうにかその前日に頭の整理をできた程度。 本当にボロボロだったとはいえ、もうちょっとどうにかしておくべきでした。 まあ、それでも通ったのだから、かなり運が良かったのでしょうね。

ちなみに、一次面接は、基本的には自分のやってきたことと保有技術を適切にまとめて説明し、 それらを面接官 (今の上司達で、技術者) に理解してもらえれば良いといった印象でした。 また、面接官が入社後の自分に何を期待しているかを把握し、 その期待に自分が対応できる・したいか否かを表現することも求められていたのかもしれません。 まあ、後者は自然に表現せざるを得ないものですね。

SPI2 と一次面接を終え京都に戻ってから、 再び「もし通ったとしても、次に進まない方が良いかな」と少し悩みましたが、 やはり再び「良い経験が得られるかもしれないし、ちょっとくらい時間とお金を使っても次に進むべき」と考え、 SPI2 と一次面接に合格した旨の連絡を受けた後、二次面接を受けることを、躊躇いながらも先方に伝えました。

さて、ここまで来て「あれ? この人、機械メーカーの技術者だったのに、通信事業者の技術者との面接に違和感なかったのか?」 とか「長々と数学をやってた上に企業も転々として、社会人経験が中途半端なくせに…、そこは問題なかったのか?」と 思った人もいるかもしれません。 この疑問に対する回答ですが、 前者に関しては『研究開発という土台に違いはなく、また、求められている技術が同じなら、それほど違和は感じない』で、 後者に関しては『転職癖がついていると厄介だなと思われたみたいだけど、それ以上は問題視されなかったようだ』です。 どうにでもなるもののようですね。

ついでに「数学の研究ばかりをやってた計算機に疎い人間がプログラミングで食べていけるか?」ですが、 全く問題ないと思います。 むしろ学生時代に変な癖をつけてない分、取り組み方によってはかなり良いところまで行けると思います。 …とはいえ、小さな頃からプログラミングを楽しんできた人達にはなかなか敵いませんけど (ちなみに「仕事でしかプログラムを書かないのに凄いプログラマ」には、まだ会ったことがありません…)。

では本題に戻って。 次は 2 番目の関門、二次面接。 これが最終面接なのですが、最後の関門ではありません。 いちおう念のため。

二次面接は、技術畑の役員、一次面接に参加して下さった上司、 人事部門のベテランと中堅の合計 4 名の面接官で、 とても緊張してひどい内容となってしまいました。 質問の内容としては「数学の博士なのに、なぜ大学教員にならない?」 「学部で留年しているのはなぜ?」といったツッコミ系のものと 「入社後、どういったことをしたい?」といった典型的なものが中心でした。 ちなみに、面接で緊張した主な要因は、実は質問から来るものではなかったのですが、 申し訳ありませんが、それはここでは書けません。

この二次面接、正直「落ちた」と思いました。 東京を発つ際、友達に電話で「あー、たぶんダメだと思うけど、まあ、良い経験になったよ」と伝えたくらい、 手応えがなかったのです。 いや、面接官だった人事部門の方々の反応が非常に悪かったので、手応えどころではありませんでした。

暗澹とした気持ちで京都に戻って数日が経った後、転職仲介業者経由で内定の報せが届きました。 最初「あの面接内容でどうしてだろう?」と思わずにはいられませんでしたが、 「とにかく素直に喜ぼう」と考えることにしました。 前回の転職で失敗しているので、職場の雰囲気や環境が気になったりもしましたが、 最終的に「とにかく今の環境から脱しよう」と考え、内定を受諾しました。

そして最後の関門、上司や周囲への退社の説明。 たぶん採用試験よりこちらの方が大変でした。

転職することは決めたものの、上司にそれを伝えるのはとても大変に思えました。 特に転職する理由についてどう説明するかを悩み、 けっきょく、理由のうち主要なものは伝えずに強引に押し通しました。 上司が折れたのは、説得を始めてから約 1 ヶ月過ぎた頃です…。

直属の上司の説得のため、その上司の友人である更に高い役職の方など、 周囲の方々に力になっていただいたり、 自分の考えが揺るがないように頭の中を何度も整理したり、とにかく丁寧に時間をかけて対応しました。 ボロボロの状態でしたから、説得の内容は穴だらけだったはずですが、 それでもどうにか退職する方向で話がまとまりました。 退職することを関係者全員に納得していただいた時、本当にホッとしたことをよく憶えています。

以上が昨秋の転職に関する顛末です。

上述のように、今の所属企業はなかなか良いところです。 それまでの所属企業で強く感じていたプロジェクト運営に関する不満は、 ほとんど感じずに済んでいます。 「転職しても、より良い環境を得られるとは限らない」のは事実ですが、 「転職しなければ、より良い環境を得られない」のも事実です。 転職を、積極的にすすめはしませんが、 一つの選択肢として頭の片隅に置いておくことは、悪いことではないと思います。


2008.08.28 / Thursday [長年日記]

* [computer/update] GCC ver.4.3.2

GNU Compiler Collection。 約 2 ヶ月半ぶりの version up。

* [computer/update] Ruby ver.1.9.0-4

object-oriented programming を意識して作られた interpreted scripting language。

* [cd/dvd] サーフ ブンガク カマクラ / ASIAN KUNG-FU GENERATION

11/5 発売予定の新作。 やけにペース早いな。

* [computer] libidn 1.10 を Mac OS X 10.5 にインストールする

事前に gettext, iconv あたりを入れておくと良い。

$ wget -c http://ftp.gnu.org/gnu/libidn/libidn-1.10.tar.gz
$ zcat libidn-1.10.tar.gz | tar xvf -
$ cd libidn-1.10/
$ ./configure
$ make && make check
$ sudo make install

CFLAGS はお好みで。


  • この日記には本日 名の方が訪問してくださっているようです。 また、昨日は 名の方が訪問してくださったようです。
  • この日記の更新情報の取得には antenna.lirs を利用するのがおすすめです。